新規抗体医薬品の創製に特化した研究で
アンメット・メディカル・ニーズを解決する
中外製薬独自の革新的な抗体創製技術を活用
シンガポールに拠点を置く、Chugai Pharmabody Research Pte. Ltd.(CPR)は中外製薬が独自に開発した新規抗体技術(リサイクリング抗体®、スイーピング抗体®、バイスペシフィック抗体技術など)を活用し、従来の抗体医薬品では到達不可能と考えられていた治療効果を実現し、アンメット・メディカル・ニーズを満たす新規抗体医薬品の創製、および、新規抗体技術開発を手掛ける中外グループ最大の海外研究所です。集中的な資源投入により開発された技術を活用し、迅速かつ効率的に抗体医薬品候補を創製。また、新技術を開発し続けることで不可能を可能に変えていき、中外製薬の開発パイプラインに貢献し、アンメット・メディカル・ニーズを解決することをミッションとしています。
マルチナショナルな研究員が協働する環境
CPRがあるシンガポールは、国家の成長戦略の一つとして、バイオメディカル産業の振興を積極的に進めています。このため政府からの強力な支援に加え、優秀な研究員や研究インフラなど魅力的な研究環境が整っています。CPRは多数のバイオ関連研究機関が集積しているバイオポリスに研究所を構え、中外製薬から派遣されている若手研究員と8カ国からなるマルチナショナルな現地研究員が協働しながら創薬研究に取り組んでいます。また、シンポジウムの開催やロシュ社やジェネンテック社を含む他の研究機関との積極的な意見交換などを通じて、最先端の研究に触れながら刺激を受ける機会も多く、海外で働くチャンスを得た若手研究員のモチベーションは高まっています。CPRでは一人ひとりの意欲や個性とともに多様性を尊重し、自由闊達で何事にも積極的にチャレンジする企業風土を大切に、全社一丸となって革新的な新薬創出に励んでいます。
概要
- 設立
- 2012年1月
- 従業員数
- 155名(2023年現在)
- 所在地
- 3 Biopolis Drive, #07 - 11 to 16 Synapse, Singapore 138623
CPRでは抗体を含む多くの蛋白質を効率よく調製できるシステムを導入している。