中外製薬では、将来にわたって革新的な医薬品を創出し続けていくため、アカデミアを含む共同研究ネットワークを活かしたサテライトラボを設けています。
大阪大学免疫学フロンティア研究センター(IFReC)との連携
科学が著しい進歩を遂げている今日、革新的な医薬品を連続的に創出していくためには誰にも真似できないコア・テクノロジーを確立するとともに、新規シーズを獲得して価値の高い医薬品を創製しなければなりません。これらを実現していく道は決して平たんではなく、最先端のサイエンスと研究者たちの弛まぬ努力、そしてチームワークが高次元で融合している必要があります。
中外製薬はこれまでも、独自の技術を活かして高い研究実績を持つアカデミアとのオープン・イノベーションに積極的に取り組んできましたが、2017年4月、大阪大学免疫学フロンティア研究センター(IFReC)との間で先端的な免疫学研究活動に関わる包括連携契約に基づき共同研究部門をセンター内に設立しました。
大阪大学IFReCは、2007年10月に大阪大学内に発足した研究拠点であり、国内外から35名以上の免疫学、生体イメージング、バイオインフォマティクス分野の世界トップレベルの研究者が主任研究者として集結し、革新的な免疫学研究を遂行しています。
この包括連携により、基礎研究から臨床応用研究までの障壁が解消され、これまでにない免疫学分野における革新的新薬の創製が期待されます。2023年9月現在、中外製薬の11名の研究員が大阪大学IFReCとの連携推進ラボに在籍しており、日々、世界の医療と人々の健康に貢献できる大きな成果の実現に邁進しています。
概要
- 共同研究部門設立
- 2017年4月
- 所在地
- 大阪府吹田市山田丘3-1 大阪大学 微生物病研究所 融合型生命科学総合研究棟