中外製薬

研究員の声
Real Voice

中外製薬をより深く知っていただくための試みとして、研究員にアンケートを行いました。実際に研究所で働く研究員の生の声をお聞きください。

Question 1

入社前後で感じたイメージギャップは?

  • バイオの中外のイメージが強いが、低分子領域の開発も盛んであること。
    入社8年目/製薬技術本部
  • 仕事に必要な専門領域の多さに驚いた。学生時代の専攻だけではなく複数の専門性を習得することで、担当できる業務の幅が広がる。
    入社8年目/製薬技術本部
  • 外資系のようなドライなイメージを予想していましたが、とてもウエットで人を大事にする風土であることにギャップを感じました。
    入社10年目/研究本部
  • 若手のうちから、想像していた以上に責任ある仕事を任されました。また、周囲からの協力を容易に得られる点や、組織として若手を育てようとしてくれる点も入社前に抱いていたイメージとは異なります。
    入社2年目/製薬技術本部
  • 本当に穏やかな性格の方が多く、雰囲気は良い。そんな人たちも、見た目とは裏腹にサイエンスに妥協はない。
    入社2年目/研究本部
  • 思っていたよりも社員間のコミュニケーションが活発で、チームワークの強さを実感しています。
    入社5年目/研究本部
  • 会社での研究というと大きなチームで動くものと思っていましたが、少数精鋭で個人の裁量も大きいと感じます。
    入社3年目/メディカルアフェアーズ本部
  • 社風は外資系のイメージがあったが、実際は内資系そのものであること。正確な仕事を心掛ける一方で、機動性に欠ける部分もある。
    入社8年目/研究本部
  • 中外製薬といえば抗がん剤というイメージが強かったが、思いのほか幅広い疾患領域のプロジェクトが存在していた。
    入社1年目/研究本部
  • それほど大きなギャップはなかったが、想像していたよりも多くの人がチームとして協力し合い、各人が意見を言い合って業務を進めていると感じた。
    入社8年目/研究本部
  • 想像よりもはるかに、若手からチャレンジする機会があると感じている。また、休暇も取得しやすい職場の雰囲気であり、個人の裁量に合わせた働き方がしやすいと感じている。
    入社2年目/研究本部
  • ラボスケールの検討を想像して入社しましたが、製法スケールアップでは数百リットルレベルの検討まで行っていてスケール感の違いにギャップを感じた。
    入社7年目/製薬技術本部

Question 2

あなたが感じている中外製薬の魅力は?

  • 部署間、事業所間、グループ会社間・社外との交流が活発なこと。ときに障壁もありますが、きちんと説得できれば立場関係なくやりたいことに挑戦できます。また、グローバルに働く機会にも恵まれていると思います。
    入社4年目/研究本部
  • とんがった技術を持った会社であること。ほかの製薬企業にはない独自の技術を深掘りしている。
    入社5年目/製薬技術本部
  • 創薬のための技術獲得に貪欲で、従来のやり方に満足しない姿勢で多くの研究者が取り組んでいること。
    入社8年目/研究本部
  • 新しいことに挑戦しやすい環境。
    入社5年目/研究本部
  • 人財を大事にする会社です。努力する人には、研修や重要な業務など成長する機会を与えてくれます。
    入社8年目/製薬技術本部
  • 女性が働きやすい職場環境がある。真面目、いい意味で堅い。
    入社4年目/メディカルアフェアーズ本部
  • 自社で培ってきた研究開発力と、ロシュ社、ジェネンテック社との連携による開発スピードの速さ。
    入社3年目/製薬技術本部
  • 製薬メーカーである自負を共通の認識として持っていること。特に、患者さんや製品に対して誠実であることを重要視しているところだと思います。
    入社2年目/製薬技術本部
  • 失敗を恐れずに新しいことにチャレンジしていこうという雰囲気があること。例え誰かが失敗しても周りのみんなでそれをカバーしてくれる安心感がある。
    入社7年目/研究本部
  • 入社年次関係なく、研究に対して皆がフラットな立場で議論ができる風土があること。
    入社10年目/研究本部
  • 全社的にイノベーションを起こすべくアクションしている雰囲気がある。それに同調して新しいアイデアを発信すべく奮闘することで、個人的にも成長できる環境であるところに魅力を感じる。
    入社1年目/研究本部
  • 働いている人たちの人間性が一番の魅力だと思う。現在の仕事のことや、将来のキャリアプランなどについて悩んでいるときに、親身に相談にのってくださる先輩、上司の方に出会うことができた。
    入社3年目/研究本部
  • 会社の様々な制度を利用して、子育て世代も思い切り仕事に打ち込める会社だと感じている。
    入社2年目/研究本部
  • 巨大製薬企業ではないけど、独自の技術を活かして自社の競合優位性を確保しようといろいろチャレンジしているところが好きです。
    入社1年目/研究本部
  • 専門性や人種(ロシュ社やジェネンテック社の人々も含む)など、多様なバックグラウンドを持つ人々と働けるので、自らの視野が広がる。
    入社3年目/製薬技術本部

Question 3

研究者として大事にしていることは?

  • 意見を言うこと。たとえ自分の経験や知識が浅く、間違っていたとしても、自分の中に収めていては何も生まれない。失敗を恐れず、どんな相手に対しても自分の意見、思いをきちんとクリアに発言するようにしている。
    入社4年目/研究本部
  • 現状に満足せず、チャレンジ精神を忘れない。明るく、楽しく、前向きに。
    入社11年目/研究本部
  • 企業の研究はチームプレーなので、チームの中で自分は何が貢献できるのかを常に考えて行動するようにしています。
    入社8年目/製薬技術本部
  • 実験データを大切にすること。真に患者さんにとって有用なエビデンスを創出しているか、という視点で研究を遂行すること。
    入社4年目/メディカルアフェアーズ本部
  • 細部までデータを読み解くこと。製造の成否は自分の実験結果にかかっていることを自覚し、実験操作やデータの中の些細な差異や違和感を見逃さないようにすること。
    入社3年目/製薬技術本部
  • 多くの製造工程で意図しない現象・設備動作の不具合などが出ることがありますが、原因を究明し、高品質な製法を確立できる設備にしていくことを大切にしています。
    入社6年目/製薬技術本部
  • 思い込みを捨てる。いろいろな人とディスカッションをする。自分たちのデータを信じる。ゴールを意識して日々の実験、プロジェクトマネジメントを行う。
    入社7年目/研究本部
  • どうすれば患者さんに早く医薬品を届けられるかを考えること。またプロジェクトメンバー全員がモチベーション高くプロジェクトに取り組めるように配慮すること。
    入社7年目/研究本部
  • 専門性に固執せず、チャレンジできる機会があればどんな分野でも迷わず挑戦してみること。
    入社2年目/製薬技術本部
  • どんなに困難に感じることも、途中で投げ出さずに、自分の最大限の力で取り組むこと。
    入社3年目/研究本部
  • 目下のやるべき実験をしっかりやり、結果をきちんと考察すること。その上で、10年後20年後の技術を考える。
    入社2年目/研究本部
  • 現状に満足せず、常により高いところを目指しつつ、日々の細かい実験データ解析などにも手を抜かないこと。
    入社1年目/研究本部
  • 自分の研究で患者さんを救いたい、という気持ちをいつまでも忘れないこと。
    入社1年目/研究本部

Question 4

印象に残っている失敗談を教えてください。

  • 新入社員時代に、わからないこと・できないことがたくさん積もった結果、仕事が何も回らなくなってしまった。自分で解決しようとすることも大事だが、周りの人を頼ることも必要だと学んだ。社内には多くの先輩がいて、皆びっくりするほど優しい。独りで乗り越えられない壁を乗り越えるために会社があるのだ、と実感した。
    入社4年目/研究本部
  • 新規分析法の立ち上げだと思っていたが、実際には10年程前に社内で試験法が開発されていた。過去の社内報告書をよく調査する、知ってそうな人に聞くことでもっと早く開発スケジュールに貢献できていたのではないかと思う。
    入社8年目/製薬技術本部
  • 機器の取り扱いを間違え、1週間程度の実験がやり直しになった。一人で作業していたがために起こった失敗だったため、以後重要な作業に関しては、入念にチェックしさらに他の人にダブルチェックを行ってもらうようになった。
    入社5年目/製薬技術本部
  • 他部署の方にうまく情報を伝えられなかったこと。メールで一方的にこちらの要望を伝えるだけでは真意は伝わらず、相手の意図していることも汲み取れないと痛感した。本当にやりたいことは直接伝え、論理的に理解してもらう必要がある。ただこうして失敗や悔しい思いを経験して、少しずつ成長していっているように思います。
    入社3年目/製薬技術本部
  • 実験検討にて、スケールアップに失敗したことがあります(検討の成果が出なかった)。その際、師匠(OJTコーチ)が飲みに連れて行ってくれました。いつも厳しく強面の師匠ですが、優しさを感じました。
    入社11年目/製薬技術本部
  • 会議での進捗報告で不完全な説明をして、収拾がつかなくなってしまった。それ以来、背景やその仮説に至った理由など丁寧なプレゼンを心掛けています。
    入社3年目/メディカルアフェアーズ本部
  • 海外CRO(医薬品研究開発業務受託機関)にて、日本の信頼性基準試験を実施できるようにしたかったが、先方の試験体制をうまくコントロールできず、実施不可と判断せざるを得なかった。言語や文化の違いにより生まれる解釈の違いを、粘り強く一つずつ解消していく努力が重要と感じた。
    入社5年目/研究本部
  • 入社1年目に、仕事の特性上、実験での作業ミスが許されない場面で不注意によるミスをしてしまった。先輩から注意を受けた内容を真摯に受け止め、自分が苦手な作業が含まれる実験には、その後自ら進んで参加し、確実に作業ができるよう、技術を取得した。現在では、実験現場を見渡し、ミスが起こりそうな場面では、自ら他の人に声掛けをして注意を促すことができるようになった。
    入社3年目/研究本部
  • 貴重なサンプルをこぼしてしまうというミスをした。すぐに先輩社員に報告し、リカバリー方法について検討し、残りのサンプルでデータ取得を行った。幸い別の場所にも同様のサンプルがあったため、そちらでもデータが取れた。これらの経験から、ミスをした場合には、まずは周囲に相談して解決策を考えること、そして万一のミスに備えて予備を用意することの大切さを学んだ。
    入社2年目/研究本部